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ただ、自由に【刀剣乱舞】

第5章 本丸


四季「ふあー・・・。
・・・って、小狐丸がここに居るって事は・・・」

小狐丸「遠征でしたら、無事に終らせて来ましたよ」

四季「そっかそっか、怪我も・・・してないみたいだね」

小狐丸「ええ、私も千代金丸も岩融も無傷に御座います」

四季「おー」

小狐丸「資源もいくつか入手して参りましたので、鍛刀部屋へ納めておきました」

四季「そっかー、うん。
小狐丸も頑張ってくれたみたいで良かったよ」

小狐丸「ふふ・・・ぬしさまの頼みとあらばこの小狐、どこまでも頑張りますとも」

四季「うん、頼りにさせてもらうねー。
・・・っと、そろそろ起きよっかな」




いつまでも寝てたら夜寝れなくなっちゃうし・・・といざ起きようとすれば、なにやらそうはいかないようだ。

・・・え、小狐丸が離してくれないんだけど。




四季「えーと、小狐丸?」

小狐丸「・・・この小狐・・・ぬしさまの為と思い、遠征へと向かいました」

四季「(あれ、なんか始まった・・・?)
うん、そうだね。お疲れ様」

小狐丸「・・・・・・ぬしさまの御身に危険が及んでいないかと肝を冷やしながら戦いました」

四季「大袈裟だなあ・・・。
そんなに心配しなくても、私はこうして元気だよ?」

小狐丸「ええ、ぬしさまの健やかな寝顔を見て心底安心致しました。
ですが・・・見てください、この毛並み」




ぎゅう、と抱きしめながら何かを伝えようとしてくる小狐丸。

・・・うん?毛並み・・・???

・・・あっ、なるほど。




四季「そっかそっか、それじゃ小狐丸の毛並みを綺麗にさせてくれるかな?」

小狐丸「!・・・はい、ぬしさまのお望みとあらば」




私が小狐丸の髪の毛に指を通しながらそう聞けば、たちまちパァァ・・・!と笑顔を咲かせた。
例えるなら、そう・・・おあずけを喰らってた犬か飼い主から待ちかねてた御褒美を貰える!みたいな感じ。

・・・くっ・・・見た目とのギャップ、ありすぎでしょ小狐丸ぅぅぅ・・・!


なに、なんなの・・・?

なんで、こんなに私に懐いてくれてんの!?
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