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ただ、自由に【刀剣乱舞】

第5章 本丸


初対面からへらへら喋って、失礼だったかなー・・・。と、思っていると。




水色髪の青年「・・・・・・ふっ」

四季「え・・・笑う、とこ?」

五虎退「いち兄・・・?
あの、主様はいち兄に酷い事は・・・」

水色髪の青年「大丈夫、解っているよ」




五虎退が不安そうにいち兄さんを見つめる。

それを払拭するように、いち兄さんは柔らかい笑を浮かべて五虎退の頭を撫でた。




一期「・・・・・・貴女は、優しい人の様ですね。
私は、一期一振(いちごひとふり)です。弟共々、これからよろしくお願いします。主」

四季「あ、はい。
・・・えーと、なんて呼べばいい?」

一期「ふふっ。
主のお好きなようにどうぞ」

四季「そっか。それじゃ・・・これからよろしくね、一振」




どうやら私が危害を加えてくるような人間じゃないと解ってくれたらしい。

良かった良かった。


少しハラハラしてたのか、五虎退と鳴狐がほっと息をひとつついた。




四季「よーし、そろそろ手入れしよっか。
いくら中傷って言っても、痛いものは痛いでしょ?
人間だったら平静を装えないレベルで痛いはずだし」

一期「お見通しと言う事ですか・・・。
しかし、大丈夫なのですか?」

四季「もー・・・そんな貧弱で脆弱なもやしに見える?
こう見えて、時の政府からお墨付きもらってるんだけどなー」

一期「・・・それは失礼。
では、改めて・・・手入れを、お願いしようかな」

四季「ん、任せて」




さあいよいよ一振の手入れだ。

私は例によっていつもやってる霊力で手入れをする為に一振に「そんじゃ、刀借りていい?」と聞いた。
するとそれを聞いた一振だけじゃなく、鳴狐と五虎退までもが「えっ・・・」と固まった。

まあ、いきなり言われたらそうなるよね。




四季「私が今朝やったの、霊力の手入れでさ。
刀剣男士の本体の依代に直に触る必要があるんだ」

一期「私達の・・・本体に?」

四季「そ。刀身に触れてて、その刀剣男士が近くに居ると尚良し。
今朝のは・・・まあ、刀剣ネットワークを通じてやった霊力の手入れって感じかなー」

五虎退「ね、ねっとわぁく・・・??」




ん?

あれ、横文字に馴染み無かったかな・・・?
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