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ただ、自由に【刀剣乱舞】

第5章 本丸


偽千代金丸「・・・・・・変化の術には自信があったのですが・・・。
まさかこうもあっさりと見破られてしまうとは・・・私もまだまだ、と言ったところですか」




観念したのか、千代のそっくりさんは素の口調で喋り始めた。
お・・・おお、低音ボイス・・・!

・・・千代の姿で丁寧語とか違和感の塊でしかない。
あの若干片言(かたこと)な沖縄弁が懐かしい。(いや死んでない)




四季「ま、寝起きの運動にはなったよ。姿は本人と遜色無いし。声も似てたけど、やっぱ口調がちょっとだけ違ったかなー」

偽千代金丸「ふむ、姿は似ていたか・・・やはり遠巻きに見ての見様見真似では限界がありますね」

四季「それで、結局きみは誰なの?
別に怒るつもりは更々無いし、本来の姿を見せてくれてもいいんじゃない?」

偽千代金丸「ふふふ・・・。
それもそうですねぇ」


・・・どろん・・・っ



てっきり断られるかと思ったけど、思いの外すんなりと了承してくれた。
なんか・・・忍者とかが変身する時にする音っぽいのが聞こえて、少し白い煙・・・?みたいなのが出る。

一体どんな姿なのかなーと思ってれば、やっぱりと言うかなんというか・・・。
そこに居たのは、柔らかい感じの白い髪を腰くらいまで伸ばした赤い目の青年だった。言わずもがな、イケメン。
どうやら刀剣男士はイケメンしか存在しないらしい。


いや、顔立ちもすっごい整ってて確かにイケメンだ。
・・・イケメンなのは確かなんだけど、それよりも私は別の部分に目が釘付けになった。

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