第4章 結界
どぉんっ
─ガシャーンっ!!
四季「・・・・・・ふぅ。・・・っ、っつぅ・・・〜!
うっあー、これ絶対・・・明日筋肉痛だよ・・・っ」
千代金丸「〜〜っい・・・てぇ・・・!!
じゅんに容赦ねーらんな・・・!
姫やまやっさーうわらんどーヌかよ。んしひっちーヌ癖でよーんなしてぃたら後で身長縮めてぃやる・・・っ」
(訳:本当に容赦ないな・・・!
姫はまだ終わらないのかよ。もしいつもの癖でのんびりしてたら後で身長縮めてやる・・・っ)
・・・えー・・・。
私が青年に霊力をぶつけたのと同時に、襖だか障子と一緒に何かが吹っ飛んできた。
正直、私の霊術がこっちで・・・刀剣男士相手に通用するのか少し不安だったけど、大丈夫なようだ。
・・・それは、ともかく。
その何かは私の数メートル先くらいの所で勢いを無くして止まり、何やら怒りながら上半身を起こした。
それは聞き間違いがなければ千代の声で。
・・・それは聞き間違いじゃなければ私の身長を縮めるとか不穏な言動で。
四季「・・・千代」
千代金丸「ん?なんさァ。
今かなり忙し・・・い・・・・・・」
四季「成長期はとっくに終わっちゃったから、縮められたらとっても困るんだけどな」
千代金丸「・・・・・・・・・。
・・・・・・おう」
頬を引き攣らせたまま表情を固める千代。
なるほど、千代は私の身長を縮めたいのか。
ふーん。・・・・・・ふーん・・・?