第2章 開幕
なるほど、刀剣男士ね。
じゃあ今さっき付喪神と判明した千代もその刀剣男士とやらなんだろうか。
千代金丸「ま、四季が考えての通りさァ。
・・・ほんで、こんのすけ。
お前、さっき霊術に慣れてないからとか言って自分らに謝ってたけど・・・もしかして、こっちに飛ばしたのって・・・」
こんのすけ「・・・はい、ぼくです」
四季「あ、そうなの?
私はてっきり死んだからかとばかり・・・」
こんのすけ「すくなからずともせいかいです、さにわさま。
でもあんしんしてください、さにわさまはまだおなくなりになっていません!」
四季「え、マジで?
だって車に轢かれちゃったんだし、死んだんじゃ・・・」
千代金丸「・・・なるほどな。
こっちに飛ぶ時に必要な足りない霊力を、死因から変換させたって訳か」
こんのすけ「はい、そのとおりです!」
???
足りない霊力を、死因から・・・変換??
千代金丸「現代と霊界を行き来する時、本来なら二つの世界軸を繋いでる門をくぐるのが普通なんさァ。
似てるようで違う異世界は霊力の流れとかも違うし、それと同じで人間だけじゃなく自分ら付喪神もその門をくぐる事によって難なく出入り出来るんさァ」
難なく出入り・・・。
うーん、と言う事は要するに空港とかで言う所のボディチェックとか手荷物検査みたいなものか。