第2章 開幕
こんのすけ「あらためまして、ぼくはこんのすけです!
さにわさまの、ほじょようことしてときのせいふからきましたっ」
四季「・・・お、おおふ・・・。
ものっそいしっくりくる喋り方・・・。
えーと、取り敢えずそのさにわって何?」
こんのすけ「さにわとは、しんぱんの“しん”。かみさまの“かみ”。そしてゆうしゃの“しゃ”。このみっつのかんじからなるものがさにわっていいます」
四季「審(さ)、神(に)、者(わ)・・・で、審神者(さにわ)」
こんのすけ「はい!
とうけんだんしをたばねるあるじなのです。
ねむっているもののおもいやこころをめざめさせ・・・そしてみずからたたかうちからをあたえ、ふるわせるちからをもつ。
それが、さにわなのです!」
舌っ足らずながらも、ツラツラと楽しそうに嬉しそうに説明してくれるこんのすけ。
でもまた聞き慣れない単語が出てきた。
四季「眠ってるものの想いや心を目覚めさせる、ね・・・。
それでその、とうけん・・・ってのは?」
こんのすけ「とうけんだんしは、せいしんとわざをこめてつくられたとうけんがひとのかたちとなったつくもがみのことをいいます。
いうなれば、かたなにやどっているかみさまです。
にほんとうの“かたな”。しんけんの“けん”。だんせいの“だん”。ぶしの“し”。よっつのかんじでかいて、とうけんだんしです!」