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罪と罰【終わりのセラフ】

第20章 力の制御




なぜなら僕の目の前に信じられない化け物が現れたからだ。


優一郎
「グワアアアアアア!!」

深夜
「ぐわーって何!?」


この状況に頭が追いつかない。
混乱する僕に襲いかかろうとする化け物。


グレン
「撃て深夜!!死ぬぞ!!」

深夜
「ちょ!?」


突如下から叫ばれ、躊躇しそうになりながらも白虎丸を構える。
化け物はもう僕に攻撃をする寸前だった。


深夜
「くっそ!白虎丸!!」


何が起きているのか分からないが、白虎丸を化け物へと撃つ。
それを合図に下にいたグレン達も化け物へと攻撃を開始した。



*****



(アリスside)


戦闘が終了した時、優ちゃんの四肢は何とか無事だった。
不安になり駆けつけたものの私は戦闘には参加しないという約束。
仕方なく見ているだけだったが、三葉と与一は戦った。


五士
「いったいなんなの…死ぬかと思ったんだけど」


優ちゃんが客間の壁を破壊した事で上から落とされたグレン隊のメンバー。
彼らも戦ってようやく優ちゃんを止められた。

全員の疲労もすごい。
これを何度もやるのはかなり厳しいだろう。


深夜
「首尾は?」

グレン
「失敗だ」

深夜/五士
「………」


状況を理解できないまま戦った深夜達の耳に届く失敗の2文字。
それだけで緊迫した状況だと察したのだろう。
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