第19章 蘇生
何の用かと首を傾げると、シノアは満面の笑みを浮かべて言った。
シノア
「今からガールズトークをしましょう!」
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シノア
「ひっろーーい!!」
案内させられた場所は風呂場。
入った途端大声を出したシノアの声が反響している。
シノア
「みっちゃん!声が響くくらい広いですよ!」
三葉
「何でこんなに元気なんだ…」
その様子を見て三葉は呆れていた。
シノア
「せっかく女子だけの空間なんですから!」
そう言いながらシノアは服のボタンを外し始める。
三葉
「本当に入るのか!?」
躊躇なくボタンを外してしまったシノア。
本当に入ると思っていなかったらしい三葉は驚いている。
シノア
「入りたくないんですか?」
三葉
「そりゃずっと入ってないし、あたしも入りたいけど…」
三葉が悩む中、シノアは着々と脱いでいく。
シノア
「入りましょう、もちろんアリスさんも!」
「…私も?」
私は案内をして戻るつもりだった。
シノア
「そうです!裸の付き合いこそ信頼を深める1番の方法です!!」
三葉
「そうか…?」
「………」
三葉は微妙な反応だが、多分入らないとシノアは納得しないだろう。
それに誰かさんがこのために用意したであろう物を見つけ、入るしかないと気づいた。
「…分かった」
渋々自分の服に手を掛ける。