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罪と罰【終わりのセラフ】

第17章 地下都市の終焉




優一郎
「大丈夫だ。人質だろうとアリスはちゃんと生きてた」

フェリド
「あれ、もう会ってるの?それ聞いてないよー」


そういえば名古屋で会っている事を教えていなかった。
文句を言っているが、色々あったから仕方ない。


優一郎
「ところで蘇生の話は本当なのか?」

フェリド
「あ、やっぱり興味ある?」

優一郎
「ないな、お前は嘘つきだ。信じられない」


優は自分から聞いたのにも関わらずフェリドくんの言葉を真っ向から否定した。
じゃあ何故聞くのかと言いたくなるが、それは心の中に留める。


優一郎
「だがグレンの話は聞いてやる。話せ」

フェリド
「あはは、グレングレンって仲良しだねぇ。そんなに聞きたい?」

優一郎
「ああ、早く話せよ。あいつは何に巻き込まれて何に取り憑かれている?」


この質問を気になっているのは優だけではなさそうだ。
皆、フェリドくんの答えを待っている。


フェリド
「じゃあ話はそこから始めようかな。これも終わりのセラフの話だしね」


そしてフェリドくんは信じられない事を話し始めた。


フェリド
「一瀬 グレンには8年前、命を共にするとても大切な仲間いた。名前は柊 深夜・五士 典人(ごし のりと)・十条 美十(じゅうじょう みと)・花依 小百合(はなより さゆり)・雪見 時雨(ゆきみ しぐれ)」


僕が知らない人間達。
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