• テキストサイズ

罪と罰【終わりのセラフ】

第17章 地下都市の終焉




優一郎
「一緒に出るんだ。この狂った世界から…もう1度地図を探しに行くんだ」


あの時、持って来てくれた地図の様に、希望の地図を探し出す。


優一郎
「一緒にやろう。今度は全員生きてこの暗闇から抜け出すんだ」

ミカ
「…分かった、でもそんなに都合良くいく?」

優一郎
「2人でやるんだ。力を貸してくれ」


仕方なくといった感じだが、これで話はまとまった。
ミカと頷き合い、クローリーの方を見て叫ぶ。


優一郎
「終わりだクローリー・ユースフォード!!俺達はお前と戦わない!!」



*****



(クローリーside)


話し込んでいた優とミカが僕へと休戦を求めてきた。


クローリー
「おっとそういう展開?」

与一
「優くん!!」

君月
「てめぇ何言ってんだ!!」


優の言葉に動揺し、全員の動きが止まる。


優一郎
「素直に捕まってやる!!」

三葉
「ダメだ優!!」

シノア
「優さん!!」


人間達は優を止めようとするが、彼は僕から視線を外さない。
しっかりとした目でこちらを見てくる。


優一郎
「お前の目的は俺だろ?終わりのセラフの実験体が目的だ、違うか?」

クローリー
「いやぁ…」


残念ながら僕には目的は無い。
この場合はどうすればいいだろうか。
そう思ったその時、車のエンジン音が響いた。


クローリー
「あ、目的ある奴が来たね」
/ 647ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp