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罪と罰【終わりのセラフ】

第17章 地下都市の終焉




鳴海
「くそが、追いつかれた!!」

君月
「どうする?」

気の弱そうな男
「どうするって助けるに決まってるよ!!」


近距離系だけでなく、遠距離系の人間も武器を構えたのを見て少し安心した。
逃げられると足止めはとても面倒になる。
だから僕としては彼らが戦ってくれた方がいいのだ。


クローリー
「いいね、戦ってくれるならゆったりフェリドくんを待てる」

三葉
「!」


そう呟くと、その内容を聞いた三葉という人間は僕の足を掴んで叫んだ。


三葉
「あたしは捨てろ!!ここに留まっちゃダメだ!!」

シノア
「く…」


その言葉に彼らは攻撃を躊躇する。
逃げるならその前に足を落とす、そう決めて剣を握る手に力を込めた。


気の弱そうな男
「絶対捨てない!!僕達は仲間だ!!」

三葉
「…!」


意思を固めた彼が繰り出したのは遠距離の攻撃。
この攻撃は前も受けているし、この距離なら全く脅威にならない。


クローリー
「これは当たらないの。前やっただろ?」

気の弱そうな男
「なら月光韻!!もっと力を寄越せぇええ!!」
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