• テキストサイズ

罪と罰【終わりのセラフ】

第17章 地下都市の終焉




天井や壁からは瓦礫が落ちてきた。


フェリド
「現在この京都サングィネムを含め、日本の吸血鬼は壊滅寸前です」

レスト・カー
「………」

第五位始祖
「まさか…そんな事が…」


爆発は止まらない。
今度は位置的にモニターにもはっきりと爆発が映ったはずだ。


ラクス
「フェリド・バートリー様!人間共がこの宮殿に来ます!すぐに逃げてください!!」


人間達が攻めてきた事で混乱している中、とうとうこの宮殿まで人間が迫っている事を吸血鬼が伝えに来た。
ここにいると僕らでも少し手間取る。


フェリド
「そんなわけで〜上位始祖の皆様も人間を始末しに日本へ来ると思いますが、その前に日本を捨てる許可をいただけたら…と」


そこまで言うと、フェリドくんはクルルの頭を掴んで顔をモニターへと向けさせた。


フェリド
「逃げていいなら裏切り者のクルル・ツェペシを皆様へお届けしましょう」

ウルド・ギールス
「…日本」


全てを決めるのは1番上位のウルド・ギールス。
彼はどう指示をするのか。


ウルド・ギールス
「いいだろう」


そしてその一言で僕らはすぐに行動を開始した。



*****



地下都市を放棄した僕らは海外にいる吸血鬼との集合場所に生き残った吸血鬼達を移動させた。
そして待機を命じて、僕とフェリドくんは車でそこを離れる。


クローリー
「ねぇフェリドくん」
/ 647ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp