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罪と罰【終わりのセラフ】

第16章 名古屋決戦




ルカル・ウェスカー/人間達
「!?」


突然現れた私にその場にいた全員の視線が集まった。


シノア
「新しい吸血鬼!?」

メガネの男
「嘘だろ…!?」


驚きルカル・ウェスカーの周りにいた人間達は後ろに下がる。


優一郎
「え…」

槍の様な装備の男
「ぼーっとするな!!武器を構えろ!!」


優ちゃんだけは違う反応を見せていたが、他は焦って私に武器を向けてきた。
だが戦う気がないので、気にせずルカル・ウェスカーの傍へと向かう。


ルカル・ウェスカー
「どういう事だ…」

「私達より弱いはずの人間でも集団で戦えば強者に勝てるって事」


集団でも実力が開きすぎていたらどうしようもないのだが、ルカル・ウェスカーの場合は当てはまってしまった。


ルカル・ウェスカー
「お前…ずっと見てたのか」

「………」


そう言いながら私を睨んでくるルカル・ウェスカー。
自身が弱かった。
だから負けたのに助けなかった私が悪い様に言う彼に腹が立つ。


「口の利き方に気をつけろ」

ルカル・ウェスカー
「な…!」

人間達
「っ!」


誰もが感じられるレベルの殺気を放ちながら冷たく言った。
その殺気にルカル・ウェスカーだけでなく、人間達も動揺したみたいだ。


「私は第十三位始祖。この私を使っておきながらその態度…このまま死なせないで拷問でもして欲しいの?」
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