第7章 第6話
2人の間に沈黙が続く。
その間も井沢は愛莉から目を反らさず頬をゆっくり撫でる。
「 わ、わたし、『 〜♪〜♪ 』
愛莉が何かを言いかけた瞬間、着信音が鳴った。
井沢はため息をついて電話に出た。
井沢「 はい、…うん、そう、わかった。
場所は?………うん、了解 」
井沢は電話に切ると愛莉から離れた。
井沢「 ミハンが新たな危険人物を感知した。
これから危険人物が現れる場所に行こう 」
( 助かった )
愛莉は井沢から解放されホッとした気持ちでいた。
井沢「 星野くん 」
井沢は愛莉の方へ振り向いた。
井沢「 僕は君を離さない 」
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