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絶対零度 オリジナル夢小説

第2章 第1話





『 ガチャ 』「 …どうぞ…… 」


愛莉はあまり前を見ないように下を向いたままドアを開けた。



井沢「 おはよう、本当に寝起きだねぇ 」


井沢は愛莉の姿を上から下まで見て楽しそうに笑っている。



「 だから待っててほしかったんです
…とりあえずリビングに座っててください 」



井沢「 ねぇ、何でこっち見ないの〜?
人と話すときは目を見て話すって習わなかった? 」


うつむき気味に話をする愛莉の顔を覗き込もうとしながら井沢はニコニコ笑う。



「 ちょ…!ダメです!!本当に酷い顔なので!
早くそっちに行っててくださ『 グイッ 』




( !? )



井沢は愛莉が話し終わらないうちに両手で愛莉の両頬を包んで自分の方へ向けた。




「 ちょっと…!井沢さん!? 」


井沢「 やっと目が合えた 」


井沢は笑顔で愛莉を見つめている。



井沢「 可愛いよ、充分このままでも 」


そのまま井沢は愛莉にいつもより甘い声で囁くように言った。



「 っ〜!? 」


愛莉は顔を真っ赤にしながら慌てて井沢の両手を無理矢理引き剥がした。



「 朝からからかわないでください!! 」



井沢「 あはは、早く支度してね
そっち(リビング)で待ってるから 」



井沢は愛莉の頭を軽く撫でるとようやく大人しくリビングへ行った。


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