第4章 第3話
愛莉は大きくため息をつき、髪をかきあげると入口へ向かった。
「 井沢さん 」
部屋から出ようとすると井沢が部屋に入ってきた。
「 今井は…? 」
井沢「 吉岡くんが署に連れていったよ 」
井沢は口角をあげたまま愛莉の腕を掴んで部屋の奥へ戻した。
「 井沢さん…? 」
井沢「 いやー、今回も星野くんのお手柄だったね、お見事 」
フフっと笑うと井沢は愛莉をベッドへ押し倒した。
「 え、ちょっと…!? 」
井沢「 でもねー、星野くん俺は怒ってるよ 」
井沢は愛莉の両腕をベッドに押し付け、目を細めた。
井沢「 いくら捜査だからって抵抗もせず簡単にラブホテルに行くなんて 」
井沢は真顔になった。
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