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絶対零度 オリジナル夢小説

第4章 第3話





店員「 あんたに話しかけてねーよ、俺は愛莉に話かけてんだよ 」


店員は山内にそう返すと再び愛莉に視線を移した。



「 あ〜バレちゃったか、久しぶりだね、翼 」


愛莉は髪をかき上げながら苦笑いをして返した。




店員「 お前連絡とれなくなって心配してたんだぞ!?何なんだよ、その真面目な格好、うける 」


店員は笑いながら愛莉に生ビールを差し出した。



「 真面目に仕事してんの、昔は昔 」



愛莉はそうかえすと一口生ビールを飲んだ。




店員「 ハハハ、笑わせんなよ
なぁ、またさ、遊ぼうぜ?お前と俺は似たようなもんだろ?どーせ見た目は真面目になっても中身は変わらな「 一緒にしないで 」



愛莉は店員が言い終わる前に睨み付けながら言葉を返した。



店員「 は? 」



「 昔ちょっと色々あったからっていい気になんなよ 」



店員「 てめぇ!! 」



愛莉の言葉に店員は身を乗り出し、愛莉の髪を思いきり掴んだ。


愛莉が生ビールを店員にかけようとした瞬間、山内が愛莉の行動を阻止しそのまま愛莉の髪を掴んだ店員の手首を捻った。



店員「 ってぇ!! 」



山内「 女に手をあげるなんて卑怯なことするなよ 」



そう静かに言い放つと山内は愛莉の腕を掴んで歩きだした。







その様子をドリンクを飲みながらじっと井沢が見つめていた。


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