第4章 第3話
愛莉は井沢の運転する車で仕事へ迎った。
嫌でも職場が同じで逃げられない。
気まずさから愛莉は一言も言葉を発せなかった。
井沢「 ねぇ 」
そんな時沈黙を破ったのは井沢だった。
無言で井沢を見ると井沢は真顔のまま運転していた。
井沢「 君はいなくならないよね?星野くん 」
その横顔は悲しげに見えた。
「 …え? 」
愛莉は慌てて問いかけた。
井沢「 …ふふ、ジョーダンだよ 」
井沢はすぐにいつもの笑顔を見せ、愛莉の頭を撫でた。
しかし愛莉には井沢の悲しげな横顔が気になって仕方なかった。
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