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絶対零度 オリジナル夢小説

第3章 第2話




「 …っ 」


低い声で呟くように言った井沢の言葉に愛莉の背中には何滴か汗が流れてきたのがわかった。



井沢「 ねぇ、昨日何があったの? 」


一切目を反らそうとしない井沢に愛莉は目が泳ぐ。



「 …あ、あはは〜ばれちゃいましたか〜〜
昨日ベランダで涼んでたら蚊に刺されちゃって……
もう朝起きてビックリですよ〜 」



愛莉はわざとらしく大笑いしながら残っていたハイボールを一気に流し込んだ。



井沢「 …ふぅん 」



愛莉は気まずさに耐えきれず立ち上がった。



「 ちょっと、トイレに行ってきますね! 」
『 グイッ 』



そう言い、愛莉が井沢に背中を向けようとした瞬間右腕を思い切り引っ張られた。



「 うわぁあ! 」



そしてそのまま愛莉は井沢の胸にダイブするように倒れ込んだ。



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