第3章 第2話
井沢「 めちゃめちゃ美味しい!!
いい奥さんになるね!…俺の!! 」
井沢は愛莉の料理を美味しそうに頬張りながら言った。
「 あはは、何言ってるんですか
もう大丈夫なんですか?奥さんとお子さんのこと 」
愛莉は口を滑らせて聞いたあとに しまった… と後悔をした。
井沢「 そんな顔しないでも大丈夫だよ
もうね、だいぶ元通りになってきたから
…それは星野くんに出逢ったからだと思うんだ 」
「 え、私ですか? 」
愛莉はおそらく4缶目だろうハイボールを開けながら聞き返した。
井沢「 うん、明るくて可愛くて真っ直ぐで
なにより……俺に似ているところがある 」
最後にそう言い終わった時井沢は笑顔から急に真顔になった。
「 …井沢さん? 」
井沢「 君の抱えてる闇は何? 」
井沢は真っ直ぐに愛莉を見つめた。
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