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絶対零度 オリジナル夢小説

第2章 第1話





「 え…? 」


渡辺「 俺さ、ずっと人を殺してみたいと思っててさ
どうなんだろう?っていつも考えてはゾクゾクしていて 」


渡辺は今まで学校で見せていた表情をしていなかった。



「 どうして…?誰を殺そうと……? 」



渡辺「 んー、まずは両親だね
どんな感じか身近で試してみてさ 」


淡々と話す渡辺に愛莉は次第に怒りでいっぱいになってきた。




「 …ざけんな…… 」



渡辺「 え? 」







井沢「 星野くんダメだ、まだ!
いくら高校生相手でも1人では危険だ! 」






「 てめぇみたいなクソガキ大嫌いなんだよ 」



渡辺「 は?何言ってんの? 」



「 自分の興味で両親を殺すだと?
両親に育ててもらってるくせに何バカげたことほざいてんだよ!!
自分の力で生きたこともないくせに人生なめてんじゃねーよ! 」


渡辺「 うるせぇ!!正義気取りか知らねーけどさっきから生意気言ってんじゃねーよ! 」


渡辺はそう言うと愛莉を押し倒し、愛莉の首に手をかけた。



「 っ、くそ!! 」


愛莉はすぐに渡辺の頬を平手打ちした。



渡辺「 ぅっ…… 」


愛莉は渡辺が怯んでるうちに立ち上がって、走ろうとした。



( あ、あれ……? )



しかし突然目が霞んで倒れてしまった。



渡辺「 さっきお前が一口飲んだ麦茶に睡眠薬いれたんだよ
両親を殺る前にお前を殺る気でいたからなぁ 」



「 っ…… 」



再び渡辺は愛莉に馬乗りになり首に手をかけた。




渡辺「 さっきの威勢の良さは何処にいったんだ?あははは 」



渡辺は狂ったように大笑いしながら愛莉の首を強く締める。



( やばい……意識が朦朧としてきた……… )





渡辺「 さようなら、山崎綾さん 」


愛莉は渡辺の言葉と共に意識を失った。



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