第2章 第1話
放課後になり、愛莉は渡辺と共に渡辺の家に向かっていた。
もちろん後ろにはバレないように井沢と山内が尾行している。
渡辺「 ここがうちだよ 」
「 え!! 」
着いたのはとんでもない豪邸だった。
井沢「 すごい豪邸だなぁ… 」
山内「 いわゆる金持ちの坊っちゃんか 」
渡辺「 どうかした?入ろう? 」
「 あ、うん…すごいお家だなぁって 」
渡辺「 ありがとう 」
愛莉は渡辺につられて家の中に入った。
女性「 大毅、おかえりなさい 」
渡辺「 ただいま、母さん 」
中に入るとエプロン姿の女性が出迎えてきた。
母「 あら、お友達?初めまして 」
「 初めまして、昨日から大毅くんのクラスに転校してきました山崎 綾と申します 」
母「 あら、そうでしたか
可愛い子ねぇ、どうぞお入りください 」
「 ありがとうございます 」
どう見てもパッと見いい母親にしか見えない。
愛莉を始め、無線でやりとりを聞いている誰もがそう思っていた。
渡辺「 じゃあ母さん、
山崎さんと部屋にいるね 」
母「 うん、ごゆっくり 」
「 ありがとうございます、お邪魔します 」
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