• テキストサイズ

連れ立って歩く 其の四 和合編 ー干柿鬼鮫ー

第14章 磯辺に鬼鮫 ー裏ー


「…………」

「お?効いた?何だ、凄いな。凄い効き目…あッ、痛いッ、ちょっと干柿さん!?」

「……」

「止めて、ホントにソレ痛い…ッ!な、何を…あッ、いッつ…ッ、や、や、止めて下さいッ、あッ、あッ、いィたッ…くぅッ」

「……」

「怒ってるんですか?ごめんなさい。あれ、でも何に?ちょっと、あッ、止めて!何でこんな事すんの!?いッ」

「……」

「あッ、ホント止めて!痛い!何コレ、止めろッ、この変た…いィッ、いッ、あッ、痛い!干柿さん!?」

「……鬼鮫じゃないんですか?」

「鬼鮫?いや、それは飽くまでもオープンセサミで…あ"ぅ"ッ、い、いだだッ、う、何ですか!?名前呼びが地雷だったんです、がッ、…ぅうッ、もうしませんよ。しないから止めて!」

「痛いでしょう?」

「痛いです!」

「ふん。前言をやや撤回しますか。泣き叫んでるあなたを組み伏すのもいいものですね。些か情緒に欠けますが」

「アンタ病気だ…だたたたッ、こんなん厭だ、止め…ッ」

「そんな私が好きなんでしょう?肌を合わせてもいいと思う程度には?」

/ 182ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp