第1章 秋風が吹く
.
和「もし、そうだったとしても
今はと一緒に育てたいって思ってる…
それにさ…
.
.
もう社長に言っちゃったんだよね」
.
思いがけない言葉が出て絶句した
.
「…」
.
和「ふふ(笑)メンバーにも・・言っちゃった」
.
「…ダメだよ…そんな事したらダメだよ
あたしが1人で頑張ってきた意味がなくなる」
.
涙が止まらないあたしを抱きしめた
.
和「大丈夫だよやっが1人で頑張ってくれたのは無駄な時間じゃなくて
俺が色んな事考えて
決断するためだったんだって…ありがとう」
.
「だって」
.
和「なに?まだなんかあんの?…
このさいだから不安な事全部言って
大丈夫この手を二度と離さないから」
.
.
.
ずっと1人で不安だった
.
.
でも今
.
和に抱きしめられて
.
頭を撫でられただけで
.
零れる涙と一緒に
.
.
不安が少し流れ落ちた気がする・・
.
.
.
何も言わないあたしに和が言う
.
.
和「2人だと乗り越えれるよ、どんな事でも」
.
.
和の力強い言葉に頷いた
.