第1章 秋風が吹く
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ギュっと抱きしめられてたけど
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和「腹じゃまだな…」
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「(笑)もう!」
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ほらあっち向いてって後ろに向かされて
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場所を移動して2人で座ったら
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和「ここにいたら何かあってもわかんないから
とりあえずの荷物持って俺んち行こ、な?」
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そうだね2人だったら何でも乗り越えられるよね
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何でそんな簡単な事忘れてたんだろう
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違うね・・
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きっと今だからそう思えるんだよね・・
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あたしの決断は・・
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1人の時間はきっと間違いじゃなかった
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和「事務所とかきっと今頃慌てていろんな調整してると思う」
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「…ほんとに大丈夫なの?」
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和「(笑)大丈夫だって!すぐには無理かもしれないけど・・・
明日から俺もいろいろ挨拶行ったりなんかで
バタバタすると思うけど…
ちゃんと家いてくれる?」
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「うん・・・ほんとにいいん・・・だよね…?」
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本当にいいのか分からないけど
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和の笑顔に気持ちが柔らかくなる
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