第1章 秋風が吹く
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「和…この子は・・・和の子じゃないよ…」
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和「…じゃあ誰の・・・」
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「ごめんね?」
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和「ごめんじゃなくて…誰の子供なの?」
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「和の…知らない人だよ」
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和「そんなのさ信じられると思う?」
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「信じなくてもいいよ…この子はね…あたしの子…だから」
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和「俺さここに来るのに
いっぱい色々考えて来たんだよ」
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「和…あたしもね1人で生きていこうって
答えだすまでにいっぱい考えたよ?」
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和「あのさ…何で一言・・言わなかった?」
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自分の中で張り詰めてたものが
プツっと切れた
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「・・・一言?言えるわけないでしょ?
言ったら困るよね?
『あなたの子供ができました
でも結婚はできないだろうから
あたし1人で産んで育てます』って?」
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勢いに任せて和の子だって言ってしまった
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和「だから、何で結婚できないってなんの」
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「…できるわけないでしょ」
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和「アイドルだから?・・だって俺の人生だよ」
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