第1章 秋風が吹く
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久しぶりに触る和の手は暖かくて
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やっぱりスキって思って
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お腹に軽くしか触れてない和の手の上から
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お腹をキュっと押さえたら
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和「怖ぇよ」
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「(笑)大丈夫だよこれくらい触らないとわからないよ?」
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和「そっか…にしても動かねぇな」
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ちょっと屈んでお腹の辺りに顔を近づけた
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和「お~い動け父ちゃんだぞ~」
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そう言う和を上から見て
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何て言っていいのか…って思ってたら
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ポコっと動いた
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「「動いたッ!!」」
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和「お~すげぇ!動いた、何だこの感触(笑)」
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うれしそうに笑う和は子供みたいで
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どの辺が父ちゃんなの?
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そんな可愛い父ちゃんなんていないよ?
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ダメなんだよ…
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大好きな和の笑顔で
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現実に引き戻される
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