第1章 秋風が吹く
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「ありがとう、もうそこだから大丈夫」
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智「ダメだって、家まで送るから」
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「(笑)智くんって過保護なの?重いけどこれくらい大丈夫だよ」
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智「持って行くつってんだから甘えればいいんだよ」
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「そっか…甘えればいいんだ…」
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和にはちゃんと甘えてたのかな
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ついこの間の事のように思うけど
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思い出せないぐらい1人で突っ走ってきた
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「でも、智くんに仲良くしてもらえるなんて思ってなかったなぁ」
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智「なんで?」
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「え~…だって別れちゃったし・・・
3人でご飯食べに行っても
あたしには興味ないみたいだったし」
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智「人の彼女に興味もっちゃまずいでしょ(笑)」
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「(笑)なんか、そうゆう事じゃなくて
俺の和なのにって感じで怖かった」
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智「んはははは(笑)そんな事ないよ
あいつはいつでも俺のだから(笑)」
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歩きながら道を覚えて
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ちゃん家のドアの前まで送った
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