第4章 第2章 猛獣たちと一緒
「あの、一つだけいいかしら?」
「何?」
しかし、ロッテに遮られた。
「アナタ猛獣使いなの?」
「違うけど」
「そ、そうよね。変なことを聞いてごめんなさい。ティアナ・・・・・・私の友達が猛獣使いを目指していて・・・・・・」
(知ってます。っていうかどうやって彼女に託そうかをフル回転で考えてます。)
「そ、そう。あの、多分さっきトラの時に話しかけてくれた金髪の子だよね?」
「え、えぇ。」
遠回しにティアナのこと言われたし、私は返って都合がいいと解釈し
「もし、よかったら家に来てほしいって伝えてくれないかしら。」
「構わないけれど」
「そう。なら、お願いね。」
ロッテにそう伝言を頼んだ。