第3章 第1章 猛獣使いの世界へ
私はホッと一息つき、約束通りこのトラちゃんを我が家に招く為、その場を後にする。
「ま、待って!」
去り際にそう声をかけてきたのはティアナだった。
「さっきの笛はアナタよね。どうやって・・・・・・」
そこでティアナの言葉はかけつけた兵士たちに遮られる。
「あ、ねぇ。アナタ。家に寄って行って! お礼をするから」
今度はロッテからそう声をかけられる。
「あ、いえ。急ぐので。」
私はそう断り
「そう・・・・・・残念だわ。時間が出来たら是非来てね。そこのパン屋なの。」
ティアナには強引な彼女も初対面の私には遠慮してくれたらしい。
近くに居た兵士に
「約束は守ってくださいね。」
と耳打ちし私は市場へと向かった。