第1章 # 新しくペット(?)を飼います。
ジムの帰り道
ふー今日も1日鍛えたなー
お腹も減ってきて
帰り道を急いでいた
車を降りて
駐車場を後にしようとしたとき
ミャーミャーミャー
どこからか可愛い声が聞こえる
猫・・・・だよな
声のする方を見ると白い猫がうずくまっていた
小山「あららー迷子かなぁ?」
ミャーミャー
俺が近づくとすり寄ってきた
っかわいい
撫でるとすごく機嫌良さそうになった
小山「じゃあね、家に帰るんだよ」
きっと人なつっこいから飼い猫だろう
けど立ち去ろうとする俺の後をついて来る
首輪もしてないし
野良猫?
野良猫にしては綺麗だしな
小山「ごめんねー俺忙しいから飼っても寂しい思いさせちゃうよー」
それでもいいよ。
と言ってるかのように
ミャー
と鳴く
一応抱きかかえてエレベーターに向かう
そこにはあまり見かけないお婆さんがいた
俺の方をニコニコして見ている
小山「こんにちわー」
お婆さん「あら、可愛い猫ちゃん」
小山「はい、駐車場で見つけて、このマンションこの猫飼ってる人いますかね?迷子なのかも分からない状態で」
お婆さん「さぁ…」
と優しく笑った
お婆さん「猫じゃないのかもね、その子は」
小山「へ?」
お婆さん「たぶんその猫ちゃんはあなたを選んだんだね。」
小山「はぁ・・・・」
よく言われていることが分からない
お婆さん「ふふ。可愛がってやりなさいよ。あ、でも、その猫ちゃんの秘密を他の人に言わない方がいいかもね。」
小山「秘密?」
お婆さん「まあ、その子とずっといたいなら秘密を守り通しなさい。」
チーンと5階についてお婆さんは降りて行った
訳も分からず
とりあえず猫を見る
ずっと俺のことを見ている
ミャー
小山「よろしくな。ミャーちゃん」
猫はミャーちゃんという名前が嫌なのかそっぽを向いた