第6章 こたつで最弱王決定戦
智side
突然”ババ抜き”をしようと言ってきた相葉ちゃん。
丁度暇だったし、あまりにも深刻そうな顔して考え込んでたから、付き合ってあげることにした。
でもさ、ただ”ババ抜き”したってつまんないじゃない?
大体さ、”ババ抜き”って何人かでやるゲームでしょ?
なのに、ここには”最弱王電動コケシ”入り目前の相葉ちゃんと、心理戦には滅法弱いオイラしかいないんだよ?
これでどう楽しめっていうの?
無理じゃん?
そしたら相葉ちゃん、「ルールを決めよう」だってさ。
ま、普通に”ババ抜き”するよりは、少しは楽しめそうだけどね…(*^^*)
でさ、相葉ちゃんの決めたルールってのがさ、これまた”ワケワカメ”なルールでさ(笑)
面白そうだから、オイラは相葉ちゃんの話に乗っかることにした。
もしオイラが勝てば…(o´艸`)
ううん、オイラが”最弱王電動コケシ”入り目前の相葉ちゃんに負けるわけない。
絶対にね?
相葉ちゃんがカードをシャッフルする。
翔くんほどじゃないけど、超ぶきっちょな手つきでね。
そしたらさ、相葉ちゃん(≧ω≦。)プププ
「トランプって、ババ入れたら53枚になるんだよね?」
だってさ。
当たり前なのにね?
ふふ、相葉ちゃんって、やっぱり天然さん?