第4章 こたつでBirthday
「あのね、僕からはコレ!」
ジュンくんのお手手には、キラキラがいっぱい付いた“おうかん”?
ジュンくんがオイラの頭にキラキラの“おうかん”を乗せた。
「ふふ、似合う?」
「うん、超絶似合うよ!」
ジュンくんが嬉しそうに笑った。
「僕もね、実はママに少し手伝って貰っちゃったんだ…」
そうなんだ…
でも、
「オイラ、超絶うれちぃよ♪ ありがと!」
ジュンくんのほっぺが少しだけ、赤くなった。
「ショウくんは渡さないの? プゼレント」
ジュンくんがショウくんを見たから、オイラもショウくんを見た。
「わ、わ、わ、渡すよ?」
ショウくんがモジモジしてる。
いつものショウくんらしくない。
「サ、サ、サ、サ、サトくん、ハイ!」
ショウくんがオイラの前に出したのは、クルクルッにリボンが付いた画用紙?
リボンはオイラの大好きな色、青だ。
「ありがと…。開けてもいい?」
「う、う、う、うん…」
オイラは青いリボンをシュッと解いた。
で、クルクルを開くと…
「コレって、もしかして…?」
「う、うん…。ぼく、ヘタッピだけど、いっぱいいっぱいサトくんのこと考えて描いたんだ…」
ショウくん…
ショウくんの描いた絵は、やっぱりヘタッピだけど…
でも…