• テキストサイズ

こたつ de ××× Second Season

第3章 こたつでミッチョン進行中


先生までオイラを除け者にするつもりなんだ?

だったらいいよ…

「オイラ…スネてやる!」

オイラは机の下にもぐって、お膝をかかえた。

「サトくん、出てらっしゃい?」

「や〜ら! みんなでオイラのこと除け者にするんでしょ? オイラ見たことあるもん。テベビのニューシュでやってたもん。なかまハズレにされるの、“イジメ”なんでしょ?」

先生も、カズくんもジュンくんも…ショウくんも、み〜んな嫌いだ…

オイラはだんだん悲しくなってきた。

でも、男の子は泣いちゃダメなんだ…

父ちゃんがいつも言ってるモン…

「もう、オイラのことはほっといて!」

「あのね? サトくんは勘違いしてるんだよ? みんなサトくんが大好きんだよ?」

大好きなもんか…

大好きだったら除け者なんかにするはずないもん…

「オイラ嫌われ者でいいもん…」

“イジメ”にあったらどうするんだっけ?

あっ、そうだ…

「オイラ、“トウエンキヨヒ“するからね?」

本気なんだから…

「分かったわ…。理由は言えないけどね、みんなサトくんに喜んで貰おうと頑張ってるの。仲間外れにしようなんて、これっぽっちないんだからね?」

ほんとに?
ほんとにそうなの?

オイラ…喜ぶ事なの?
/ 321ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp