第3章 こたつでミッチョン進行中
一方その頃智君は…
さいきんみんな変なんだ。
みんなコソコソコソコソ…
オイラにかくれて、コソコソコソコソ…
これって、もしかして…
“イジメ”ってやつ?
ちょっとだけさみしいな…
「あら、サトくん起きたのね?」
先生がオイラのヨダレをタオルで拭いてくれる。
「先生、オイライジメられてんのかなぁ?」
「どうしてそう思うの?」
だってさ、いつもはオイラが寝てても、ショウくんもジュンくんも、それにカズくんだってオイラのそばにいたのに…
「みんなオイラにかくれて、コソコソしてるんだ。オイラだけのけ者なんだ…」
オイラにナイショで秘密基地までつくっちゃってさ…
みんなオイラが知らないと思ってるかもだけど、オイラ知ってるモン…
「う〜ん、“イジメ”とは違うんじゃないかな?」
先生がニコニコ笑顔でオイラの頭をヨシヨシした。
「あの3人のことだから、きっとサトくんをびっくり…おっと…」
そこまで言って先生が慌ててお口を手でふさいだ。
先生は何か知ってるんだね?