第1章 こたつ、出しました
胸の尖端ををチュッと吸われると、その先を期待する腰に、自然と熱が集まってくる。
「ふふ、もう勃ってんの?」
仕方ないじゃん、最近ご無沙汰だったんだから…
「ち、ちがわぃ…」
否定するけど、否定になってないよね?
「ココでする?」
和の手が僕のベルトを外しにかかる。
「えっ、ちょっと待って…ココは…」
あっという間にベルトが引き抜かれ、ジーンズの前が開かれる。
「翔さんとココでシタの思い出しちゃうから?」
僕の中心が和の手に包まれる。
「ひゃっ…! ちがっ、そ…じゃなく…て…」
翔君とのこと、思い出さないわけじゃないけど、寧ろ思い出しちゃってるんだけど…
どうしよう?
「さ~とし? ココが嫌なら、後にしようね?」
「えっ…?」
和の手が僕の中心を解放する。
そしてその手には二人分のボストンバッグが握られた。
「ほら、掃除するよ~♪」
はあ?
なんなのそれ?
コレ↓どうすりゃいいのよ、もう…(>_<)
前閉まんないし…
とりあえずベルトを拾い、チャックの閉まらないジーンズを手で押さえつつ、前屈みで和の後を追う。
「ちょっと待ってよぉ~」
あぁ、もう情けない…