• テキストサイズ

こたつ de ××× Second Season

第24章 こたつでChuーChu♡


和也side

突然の潤からの連絡。

滅多に電話なんてしてきたことないのに…

なんの用だろうと思いながら、最近になって仕事用に借りたアパートに向かった。

一人の時はこたつだけでも十分だけど、ヒーターも付けて部屋を暖めておく。

潤は寒がりだから…(o´艸`)

それにしても、ほぼ毎日ぐらい顔合わせてんのにな…
それも二人っきりで会いたいなんてね?

まさか俺と別れたい、とか…?

噓だろ…?

でも、その可能性がない訳じゃないよな?

電話の向こうの潤の声、いつもとなんか違ってたし…

どうしよう…

覚悟、決めといた方がいいのかなぁ…

別れたくはないけど…

そんなことを考えていたら、ヒーターのお陰で、暖まって行く部屋とは逆に、俺の心はどんどん冷えて行った。



ピンポ~ン…

こたつに足を投げ出し、突っ伏した状態で待つこと30分。

部屋のチャイムが鳴った。

俺はまるで死刑宣告でも受けたかのように、重い足取りで玄関に向かった。

「和~?」

薄いドアの向こうから俺の名前を呼ぶ声。

この声に、もう名前を呼んで貰うこともなくなるんだと思うと、気持ちがズ~ンと重くなる。

「開いてるよ…」

俺が言うと、ゆっくりと玄関のドアが開き、潤がヒョコンと顔を出した。

その顔が…酷く強ばっているような気がした。
/ 321ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp