第24章 こたつでChuーChu♡
…と、ここまでがバレンタインデーの話。
あれから月日は流れて…って程でもないが(^_^;)
俺は今、非常に困っている。
何がって、そりゃ決まってるだろ?
チョコのお返しだよ。
所謂”ホワイトデー”ってやつが、すぐそこまで迫ってきてるんだよ。
やっぱさ、貰ったからには、返さないわけにはいかないだろ?
でもさ、何を買ったらいいのか…(-ω-;)ウーン
アイツが喜びそうな物って一体何なんだ?
…って悩み始めてから、早一時間…
さっぱり分かんねぇ…(>_<)
アイツ…和とはガキん時からの付き合いだけど、俺…和の好みがさっぱり分かんねぇ…
目に留まった物を手に取っては返し、また取っては返しの繰り返し。
「はぁ…ε-(´-`*)俺何やってんだろ…」
もうどうしたらいいか分かんねぇや…
「そうだ…」
こんな時は…
俺はバックの中からスマホを取り出して、アドレスを開き、耳に宛てた。
「もしもし~」
数コールの後、返ってきたのは何とも間の抜けた声で…(;^_^A
「あっ、俺。もしかして寝てた?」
「う~ん、寝てないけど寝てたかも…」
なんじゃそりゃ…(^_^;)
「あのさ、ちょっと聞きたいんだけど…」
「ん~? なにを~?」
少々頼りない気もするが、俺はコイツに相談することにした。