第23章 こたつで釣り?
智side
和の奴、最近オイラとエッチするの避けてば~っかいるから、溜まり過ぎて頭イカレちまったんだな、きっと(*´ω`)ウンウン
だって、家の中で釣りなんて、出来るわけないじゃんか、ねぇ?
なのにさ、
「出来るんだって。ちょっと待っててよ?」
って、言い残して、オイラ一人残してリビングを出て行った。
一体何を考えてるんだろう?
オイラにはさ~っぱり分かりませ~ん
「お待たせ、智。ほら、これ見て?」
和がこたつの上に、段ボールの箱を置いた。
「何、これ…」
「いいからいいから、ちょっと待ってろよ?」
段ボールの蓋を止めてあったガムテープをビッと捲ると、和がその中から一つの箱を取り出した。
「ほら、これなら出来るでしょ、釣り」
わぁ、ほんとだぁ、やったぁ♪
「って、これおもちゃじゃんか…(。ŏ_ŏ)」
俺がしたいのは、海釣りなの!
それが出来ないんだったら、エッチしたいの!ウーっฅ(๑•̀ω•́๑)ฅー
こんなさ、スイッチ入れたら、クルクル回りながら口パクパクさせてる魚が釣りたいわけじゃないのに…
「はい、コレ智の竿ね?」
「…ぁぃ…」
実物の何分の一かも分かんない、ちっちゃな釣竿を素直に受け取る俺…
やっぱ”釣りバカ”なのかなぁ…σ(//ω//)テヘ
「じゃあ始めよっか? 俺から釣っていい?」
ど~でもいいよ…って、そうだ!
「ちょっと待って?」