第22章 こたつでひなまちゅり♡
「あのね、コッチのおひなしゃまは、僕でしょ?」
そう言われれば、確かに(((uдu*)ゥンゥン
「でね、コッチのおだいりしゃまはね、ジュンくんなの(((❤´艸`)」
やっぱりか〜(>_<)
「えっ、でもつい最近まで和、涼介くんのこと好きだったんじゃないの?」
確か“チュー”するんだ、ってやたら張り切ってたような…σ(๑• . •๑)?
「リョウくん? う〜んとね、もう好きじゃないよ? だってジュンくんたら(((❤´艸`)」
「わ、分かった! もうその話はいいからさ、ご飯食べよ! ね?」
あ〜もぉ、これ以上聞いてらんないわ(;^_^A
「え〜い、今夜はヤケ食いだっ!」
夜になり、和が寝たのを見届けてから、再びリビングに入った。
テレビボードの上に飾られた、手作り感満載のお雛様を、缶ビール片手にこたつに潜って眺める。
まだ一口しか飲んでないのに、俺、酔っ払ってんのかな?
ますます潤くんに見えてくる。
「おい、先に言っとくけどなぁ、ウチの和泣かせたら、この俺が許さないかんな? 分かったか、コンチクショウめ」
別にさ、和が誰を好きになったって、俺は構わない。
でもさ、大事な“和”だから、幸せになって欲しい…
そんのことを思った雛祭りの夜だった。