第22章 こたつでひなまちゅり♡
…とは言っても、大半はスーパーの惣菜と、即席で出来るちらし寿司の元に、ちょっとアレンジ加えただけのモノなんだけどね(;^_^A
第一、良く良く考えたら、ウチは所謂“男所帯”ってやつで、お雛様もそれこそ雛祭りも、今まで無縁だったんだから。
それが保育園で色んなことを覚えてくるウチに、“男所帯”にも関わらず、雛祭りをすることになって…
ま、いいんだけどね?
和が喜んでくれるならさ(・ω<)-☆
「よし、ご飯にしよっか」
「うん!」
「コレがお雛様の分ね?」
「は〜い♪」
特別な器なんてないから、和が赤ちゃんの時に使っていた、国民的アニメキャラの食器に、ちらし寿司と貝の吸い物を用意した。
それを和が、それはそれは危なっかしい手つきで、お雛様の前に並べていく。
ん?
このお雛様の顔…
「なあ、このお内裏様ってさあ、やたら顔濃くない? それにお雛様もさ…」
日本人離れしてる、って言うかなんて言うか…
それにさ、
「誰かに似てるんだけど…。誰だっけ?」
「あのね、あのね(o´艸`)」
うっ、その笑い…
嫌な予感しかしないんだけど…(;^_^A
いや、違うよな?
うん、きっと違うよ。