第18章 こたつでお昼寝
潤side
「そろそろ動いていい?」
そんなこと聞かなくても分かってるくせに…
「…動け、よ…」
首だけで雅紀を振り返ると、雅紀がニヤリと笑って腰を引いた。
俺は雅紀を受け入れやすいように、フッと息を吐いた。
腰をガッシリ掴まれ、一段と大きさを増した雅紀の中心が俺の中に、勢い良く突き入れられる。
「んぁっ…、もっと…ゆっく…り…」
「ごめん、無理だ…」
雅紀の腰が引いては突き、引いてはまた突き上げられる。
「ん…、はっ、あっ、あっ…は…ん…」
腰を打ち付けられる度、連動するようにこたつが揺れて、テーブルの上に並べた缶が床に転げ落ちて行く。
「あぁ、潤、すごいよ…。めっちゃ熱い…」
雅紀の頬を伝う汗が、ポツリポツリと俺の背中に落ちる。
「潤…は? 潤は気持ちイ…? 気持ちイイよね? だって…」
俺の腰を掴んでいた手が前に伸びてきて、上向きになった中心を握り込まれると、身体にまるで電流が走ったような甘い痺れが突き抜けた。
「あぁ…、それヤバいって…ん、はぁ…くっ…」
「うあっ…、潤、そんな締めたら俺…」
俺の中の塊が、グンと大きくなるのが分かる。
「まさっ…、顔、見たい…」
イク時くらいは、ちゃんと顔を見たい。
「俺、も…、潤の顔…見たい…」
言うと同時に俺の上体が引き起こされた。
より深くなった繋がりに、湧き上がってくる射精感を首を振って堪えた。