• テキストサイズ

こたつ de ××× Second Season

第18章 こたつでお昼寝


雅紀side


ヒーターのおかげで、徐々に暖まっていく室内。

と、同時に芯まで冷え切っていた身体も、本来の体温を取り戻していく。

そうなると、次にやって来るのは間違いなく睡魔だ。

少しだけ…

そう思ってこたつに足を突っ込んだ。

ホントに少しだけのつもりだったんだけどね?

でもさ、収録が思ったより長引いちゃって、実はあんまり寝てないんだよね(^_^;)

今朝も潤が早くに迎えに来たしさ…ε-(´-`*)

閉じた瞼はド~ンと重たくて、俺は知らず知らずのうちに深い眠りに落ちていた。



ツンツン…
ツンツクツン…

俺の頬っぺたを、何かが突っつく。

あ~、もぉ!
せっかく気持ち良く寝てたのにぃ!

俺はフンッと鼻を鳴らして、ツンツン攻撃から逃れるように寝返りを打った。

ツンツクツン…
ツンツンツン…

「もぉ、なんなの!」

瞼はギュッと瞑ったまま、手で頬っぺたを突っつく”何か”を払おうとする。

でも…あれ、なんで?

俺の手、おかしくない‥σ(๑• . •๑)?

だってさ、右手が動けば左手も一緒に動くなんて…どう考えたっておかしいでしょ?

それにさ、引き剝がそうと思うと、両方の手首が締め付けられるようだし…

何がどうなってんの?

あっ、ひょっとして今巷で話題の”催眠術”か?

って、んなわけないか(笑)
/ 332ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp