第18章 こたつでお昼寝
潤side
身体が冷え切っているから、早くヒーターに当たりたいのは山々だけど、生物をこのまま放置しておくのは、俺的にはあり得ないことで…
袋の中から”要冷蔵”と”用冷凍”の食材を取り出し、冷蔵庫に仕舞う。
「これでよし、と…。さて…」
冷蔵庫を開けたついでに、缶ビールを二本取り出す。
普段は昼間から飲む、なんてことは滅多にしないが、今日はもう仕事も入ってない。
たまにはいいだろ。
「雅紀も飲むだろ? なぁ、つまみは何にす…る…?」
って、寝てんじゃねぇよ(;^_^A
振り向いた先には、こたつに足を突っ込んで、そりゃもう気持ちよさそうに寝ている雅紀。
「ったく…。俺、一応”お客様”なんだけど?」
仕方なくビールを一本冷蔵庫に仕舞い、ヒーターの前に胡坐をかいて座った。
ヒーターから吹き出る温風を冷えた身体に浴びながら、缶のプルタブを引いた。
「かんぱ~い…」
一人寂しく缶を傾けると、キンキンに冷えたビールを、徐々に暖まり始めた身体に流し込んだ。
「くぅ~、うめぇ~(>ω<〃)~」
それにしても、気持ちよさそうに寝てんなぁ…(^_^;)
んな可愛い顔して寝てっと、襲っちまうぞ?
いいのか?
「お~いい、雅紀ぃ~?」
寝ている雅紀の耳元で名前を呼んでみる。
けど、反応はnothing┐( -”-)┌ヤレヤレ…