第17章 こたつでBirthday3
「さ、そろそろお誕生日会始めましょうか!」
僕が泣き止むのを待って、なまこ先生が言った。
皆が自分の椅子と机を動かし始めたから、僕も椅子と机を運ぼうとする。
「ちょっと待って? ショウくんのお席はね、僕達が準備するからね」
カズクンとジュンくんが僕の椅子と机を運んでいく。
一体どうするんだろう‥σ(๑• . •๑)?
「カズくん、そっち引っ張って?」
「あっ、ジュンくん、そこ捲れてるよ?」
僕の机に、大きな”フランケン”がかけられる。
あっ、これってもしかして…Σ(●д●)
『できた~!』
二人が僕に向かってピースをする。
「ふふ、一緒に座ろ?」
サトくんが僕の手を掴んで、お誕生日席まで引っ張って行ってくれる。
「ショウくんはココね? 僕はここにすわるから」
「う、うん…」
僕がサトくんがの指さした椅子に座ると、”フランケン”が僕の膝にかけられた。
あったかい…
「ふふ、こたつみたいね?」
「うん!」
「あのね、僕達ね、どうしてもショウくんに”こたつ”をプゼレントしたかったの。でもね、おこじゅかいないから、買えなかったの。ごめんね?」
カズくんが少しだけしょんぼりしたお顔で僕を見た。
「でもさ、けっこう頑張ったんだぞ?」
ジュンくんは少しだけ威張ってる(*´艸`)