第16章 こたつでプゼレント考え中
雅紀side
「和、おかわりは?」
元々食の細い和。
滅多に”おかわり”なんてしたことないけど、ハンバーグの時だけは別。
いつもの倍は食べる筈、なのに…
「もういらな~い。ごちょさま~」
ありゃりゃ…(^_^;)
きっと頭の中は”潤君にどうやって断ろうか”ってことばっかなんだろうなε-(´-`*)
「そっか。じゃあ、片付けよっか?」
「あ~い…」
和がプレートを手に、キッチンに入ってくる。
「ゼリー、食べないの?」
プレートの上に、ポツンと残されたゼリー。
「いらな~い…(。ŏ_ŏ)」
普段なら、ご飯は残しても、ゼリーを残すなんてことないのにね?
「明日にする?」
「うん…」
ハハ…、こりゃよっぽどだな(;^_^A
でも、俺は助け舟を出してやることはしない。
だって和が潤君と交わした約束だ。
子供同士のことに、これ以上親の俺が介入することはしたくない。
まだ5歳の和には厳しすぎるかもしれないけど、和には出来る限り自分の力で解決して貰いたい。
勿論、どうしても、って時には協力は惜しまないけどね?
これは暫く様子を見るかな…ε-(´-`*)