第16章 こたつでプゼレント考え中
「あのね…」
「うん」
「うんとね…」
「うん」
ああ〜、もぉ焦れったい…(;^_^A
でも、きっと和なりに一生懸命考えてるんだろうから、無理に答えを焦らせることはしない。
せっかくのハンバーグが冷めてしまうのは、ちょっとだけ悲しいけどね(^_^;)
「えっとね、今度ね、ショウくんのお祝いなの」
「お祝い、って何の?」
「お誕生日に決まってるでしょ?」
ハ、ハハハ…あ、そうなのね(;^_^A
「で、どうしてお金がいるの?」
翔くんのお誕生日をお祝いして上げたい、って和の気持ちは分かった。
でも、それとコレとは話は別だ。
「プゼレント…買うの…」
やっぱりか…
ま、大体予想はしてたけどね?
「分かった。で、何を買いたいの?」
場合によっては考えなくはない。
「あのね、翔くん欲しい物があるんだって?」
翔くんの欲しい物?
相手が翔くんなだけに、不安がない訳じゃないけど、一応聞いとかないとね?
「んとね、ショウくん“こたつ”が欲しいんだって? だから、ショウくんに“こたつ”プゼレントしたいの…」
俺の予感は見事的中。
しかも、よりにもよって“こたつ“、ですか…(;^_^A
しかしなんでまた“こたつ”なんだろう‥σ(๑• . •๑)?