第12章 こたつで“あけおめ”
「僕、食べないから、パパが食べて?」
は‥σ(๑• . •๑)?
「あのね、パパお仕事疲れたって言うでしょ? だから、おじょにいっぱい食べたら、疲れたのなくなるでしょ?」
可愛いこと言ってくれるじゃんか…(இдஇ; )
「ありがとう、和。でもね、パパはね、和が元気でいてくれてらさ、それだけで疲れなんてどっか飛んでっちゃうんだよ? だからさ、和が元気でいられるように、お雑煮ちゃんと食べて?」
「あい(•̀o•́)ง」
と、その前に…
「和、明けましておめでとう」
「‥σ(๑• . •๑)?」
「お正月のご挨拶だよ?」
「あけまておでめとうます」
和がペコリと頭を下げる。
「で、はい、これ、お年玉」
俺は用意しておいたポチ袋を和に向かって差し出した。
中身は五百円玉一つ。
「ボール…落としちゃったの?」
お年…落とす?
玉…ボール?
…ってことか(;^_^A
違うんだけどね?(^_^;)
でも、和に難しい話したって、きっと今は理解しないだろうし…
「あのね、お年玉ってね、神さまからの贈り物なんだ。とってもありがたい物なんだよ?」
「大事大事?」
「そう、大事大事なんだよ?」
「僕、大事にする。ありがとごじゃます」
嬉しそうに中身を覗いては、ニタニタする和。
まだまだお金の価値なんて、きっと分かってないんだろうな(*^^*)