第11章 こたつで大掃除
和也side
あ~あ、苦しいいい訳ばっかり並べちゃってさ(笑)
素直に”自分のだ”って言えばいいのに。
まぁ、言いたくなければいいですよ?
こっちにも考えがありますから♪
「翔さんが履いて見せてよ?」
「分かった」
って、明らかに動揺してるでしょ、その顔(≧ω≦。)プププ
「そうと決まれば、ここじゃ何ですから、リビングの方に移動しましょうかね?」
私は硬直したままの翔さんの腕を引いた。
「ほら早く♪」
「ほ、本当に履くのか?」
あらまぁ、この期に及んでそれ言う?
「当たり前じゃないですか? なんならここで…」
「い、いや、分かった…から、ここじゃ、いや…(//ω//)」
ずッキュ~ン♥
あれ?
今私のハート、打ち抜かれませんでした?
気のせいじゃないですよね?
「あのさ、着替えたら呼ぶから、待っててくれる?」
なに、なんなの、そのウルウルの目は…
頬っぺただって真っ赤にしちゃってさ…(⑉• •⑉)❤︎
そんな顔されたらさ、いくら私だって断れないじゃないですか
「分かりましたよ。じゃあ、なるべく早くね?」
私の手から奪うようにリボンパンをひったくった翔さんが、リビングに続くドアの隙間から、少しだけ顔を覗かせる。
「見ないで、ね?」
ズッキュキュ~ン!
どうする?
私このままじゃ…♪(●´艸`)ムフフ