第9章 こたつでBirthday 2
雅「…………グスッ…ありがとな、和」
パパ…?
雅「パパさぁ、超幸せだよ?」
ほんと?
ほんとにほんと?
ジ「ねぇ、おじちゃん、何貰ったの? 見せてよ」
雅「おっ、気になっちゃう? どうしよっかなぁ、見せちゃおっかなぁ? いいだろ、和」
カ「う、うん…(ฅωฅ`)」
雅「ジャ~ン! どう? 俺、超イケメンじゃない?」
パパが画用紙を広げて、お顔の横に並べた。
サシジ『うわぁ~、そっくりだぁ!』
ママ達『ほんと、良く描けてるわね』
僕は皆に褒められて、ちょっとだけ…ううん、とっても嬉しくなった。
雅「和、ちゃんと覚えててくれたんだね、パパの誕生日」
だって大好きなパパのお誕生日だもん。
僕忘れたりしないよ?
サトくんママ
「あの、カズくんのパパ? もう一つ和くんからのプレゼントがあるんですよ?」
あっ、もしかして…?
サトくんママがキッチンからお皿に乗せたチョコレートケーキを運んでくる。
サトくんママ
「このケーキね、和くんに手伝って貰って作ったんですよ?」
雅「和が、ですか?」
カ「あのね、僕ね、フルーツいっぱい乗せたの。それからね、これもね、書いたのよ?」
僕は緑のチョコペンで書かれた二文字を指さした。
雅「すごいじゃん、和! もう、パパ嬉しすぎて…グス…」
パパが泣いちゃった…
僕、パパを泣かせるつもりなんてなかったのに…
パパ泣いちゃった…シュン(´._.`)